今週は人気ガールズロックユニット『PASSPO☆』を卒業! タレントとして、女優としてぐんぐん成長中の「さこ」こと槙田紗子(まきた・さこ)さんの登場です。
女性グループ史上初のオリコン首位デビューを果たしたPASSPO☆(ぱすぽ)の中心メンバーとして活躍した槙田さん。大学を卒業した2015年3月をもってPASSPO☆も卒業し、今はタレント、女優として、アイドルからさらにバージョンアップした魅力が注目されています。
ダンス歴19年のキャリアを活かし、PASSPO☆時代から自分達だけでなく他のアーティストのダンスを考えるなど、振り付け師としても活躍している槙田さん。成城大学卒の才媛としてライター業もおこなうなど多才な魅力が光りますが、何より女優としての可能性に注目が集まっています。
3歳からダンスを始め、小学校時代はジュニアモデルとして活動していた槙田さん。愛くるしい容姿が常に注目され、モデルの仕事も順調だったそうですが、中学時代にふと、将来のことを考えたのだとか。
「小さい頃に芸能活動を始めたこともあって、それまではなんとなくモデルの仕事をしていたのですが、急に、自分の存在をもっと沢山の人に知ってもらいたいと強烈に思ったんです。誰にも知られず死にたくない、もし死んだら盛大なお葬式をして見送られたいって。今思うと極端ですよね(笑)。でもその時の強い想いがあったからアイドルになれたし、今こうしてタレントや女優として活動できているので、自分の気持ちに正直に動いて良かったと思っています」
芸能活動に自覚的になった槙田さんは、中学生ながら自分が入りたいと思う芸能事務所を調べて履歴書を送り、積極的にアプローチ。ところがここで、思わぬ障害が。
「実は父親が広告関係の仕事をしていて、芸能界の事情にもけっこう詳しいんです。やはり一般の企業に勤めるのとは違いますから、出来ればわたしを芸能人にしたくなかったようで、本格的に芸能活動をしたいと言ったら反対されてしまったんです。一人っ子で、普段は仲が良かっただけに、どうしようと思いました。それでもやっぱり自分の人生だからと、父親に内緒で事務所を探し続けました。受けた事務所を全て断られたらスパッと諦めようと思っていました。」
結局、今の事務所のオーディションに合格し、ご両親も認めてくれたそうですが、PASSPO☆のメンバーとしてデビューすることになった時、お母様から出された条件は「学業を絶対におろそかにしないこと」だったそうです。
「自分がなってみて分かったのですが、アイドルって信じられないくらい忙しいんですよ。ライブのない時は練習があるし、イベントにも参加するので休みはほとんどありません。PASSPO☆は最初からトントン拍子で売れたように思われますが、最初はそんなことなくて、秋葉原でティッシュを配って宣伝をしていた時代もあります。そういう事にも時間を取られていました。でも、だからといって試験の成績が悪かったり単位を落とすことを両親は絶対に許さなくて、学生としてちゃんと出来ないならアイドルをやめなさいと言われていました。その頃は厳しいなあ、わたしだけ大変だなあと思っていましたが、無事に大学を卒業できた今は、両親に感謝しています」
6年間のアイドル時代を「様々な経験をすることができて、本当に恵まれていたなと思います。アイドルとしてできることはやりきったつもりでいます!」と振り返る槙田さん。得意なダンスを活かして10代をめいっぱい駆け抜けましたが、両親とともに、支えてくれたファンの人に今、改めて感謝しているのだとか。
「優等生キャラだったわけじゃないのでこういう事を言うのは恥ずかしいのですが、ファンの方の存在は本当に励みになりました。デビュー直後、秋葉原でティッシュを配っていた頃にファンになってくれて、それからずっと、今も応援してくれているファンの方もいらっしゃるんです。それってすごい事ですよね。実はアイドル時代は、そういうファンの方に会うととても嬉しかった反面、それだけの魅力が自分にあるんだろうか? って自問自答することも多かったです。でも、それはわたしが悩むことじゃないんだなって今なら思えます。これからは一人の女優として活動していくわけですけど、アイドル時代とは違う魅力をお見せして、良い意味で予想を裏切っていけたらいいですね。そう考えると、わー大変! と思ったりもしますが(笑)、一方でとてもワクワクしています」
ただ可愛いだけじゃない、女優としての大きな可能性を感じさせる槙田さん。次週はそんな彼女を支える個性的なご家族の話や、大好きな映画についても語っていただきます。
取材・文/水谷美紀
●槙田紗子オフィシャルブログ『Saco’s tea time』
●Twitter→sacomakita
●Instagram→saco_makita
槙田紗子
ダンス歴19年。
振付け、作詞の活動もしている。
現在、連載を2本持ちライターとして執筆業も行っている。
【TV】
TX「PASSPO☆の尺うまTV」「月刊MelodiX!」「ピラメキーノ」
「スタートスター」
CX「めざましテレビ」「ウチくる!?」「魁!音楽番付」
NTV「しゃべくり007」「Music Lovers」「ハッピーMusic」
「ミュージックドラゴン」「アイドル☆リーグ」
TBS「ライブB♪」
【イベント】
Japan EXPOパリ公演に出演
【広告】
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法務省「社会を明るくする運動」ポスター
ジャスコ ポスター
「東京ディズニーランド」オフィシャルPV
【舞台】
「ダウト!国立公安女子」
2012年10月25日(木)~28日(日) 銀座博品館劇場
【振付け】
PASSPO☆「MASK」
PASSPO☆「FAKE」
PASSPO☆「Not in theory」
サンミニ「Mistery Angel」
サンミニ「Kiss Emotion」
サンミニ「BAD GAME」
【作詞】
PASSPO☆「Not in theory」
サンミニ「Mistery Angel」
サンミニ「Kiss Emotion」
http://talent.platinumproduction.jp/makitasako